
ランボルギーニが初の電気自動車「ランザドール」を公開!

ランボルギーニは、2029年に初のフル電動GTモデル「ランザドール(Lanzador)」を発表する予定です。この「ウルトラGT EV」は、スポーツカーの性能と日常的な実用性を融合させた革新的なモデルとして位置づけられています。
ランザドールのエクステリアは、2015年のアステリオンGTハイブリッドコンセプトのデザイン要素を継承しつつ、ウルスSUVの特徴も取り入れています。フロントには大型のエアインテークとスリムなヘッドライトが配置され、キャブフォワードのプロファイルはフロントアクスル上にウィンドシールドが位置する独特のスタイルを持ちます。リアには6つの赤い楕円形のライトが配置され、レヴエルトのデザインとは一線を画しています。全高は約152センチメートルで、バッテリーパックの配置により車高がやや高めに設定されています。
ランザドールは、前後アクスルに高出力の電気モーターを1基ずつ搭載し、合計で1メガワット(約1,340馬力)の出力を実現します。アクティブトルクマネジメントにより、全輪駆動で安定した走行性能を提供します。一部の情報では、最大2,000馬力に達する可能性も示唆されており、ランボルギーニ史上最強のモデルとなる見込みです。ランザドールは、ベントレーやポルシェ、アウディと共有するフォルクスワーゲングループの新しい高性能プラットフォームを採用しています。
内部は、過去のランボルギーニモデルや宇宙船からインスピレーションを受けたデザインとなっており、ドライバーがパイロットのように感じられるコックピットを提供します。2+2のシートレイアウトで、後部座席はスポーツ用品などの収納にも対応可能です。
フロントにはフランク(フロントトランク)があり、リアには大きなガラス製のテールゲートが広く開き、後部座席は調整可能で、荷室容量を柔軟に拡大できます。
ダッシュボードは薄型で軽量化され、センターコンソールにはY字型のモチーフが施されています。「パイロットユニット」と呼ばれるエンターテインメントや空調の操作パネルが配置され、特定のドライブモードでは自動的にスクリーンが格納される仕組みです。
シートやドアパネル、ダッシュボードには、イタリア産のサステナブルなメリノウールが使用され、リサイクル素材のステッチが施されています。シートのクッション材は、3Dプリントされたリサイクルファイバーから作られ、持続可能性に配慮した素材選びがされています。
当初、ランザドールは2028年の発売が予定されていましたが、最新の情報では2029年に延期されています。このモデルは、ランボルギーニの電動化戦略の一環として、ブランドの未来を象徴する重要なモデルとなるでしょう!