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■外装![]() |
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■内装![]() |
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■エンジンルーム![]() |
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■下回り![]() |
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■その他![]() |
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■書類関係![]() |
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■雑誌記事![]() |
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ポルシェセンターメルボルンには、ポルシェクラシックという部門があり、そこがこのポルシェを鑑定して正式に「本物証明書」を発行しています。 ポルシェクラシックの部門を設置してそこで厳格に鑑定、査定して証明書を発行をしています。これから説明する証明書も全部で6ページに渡る証明書でしっかりが鑑定がなされているのが分かります。また、この車両には、ポルシェセンター南アフリカから発行された「本物証明書」付けられています。それではまず最初にメルボルンの本物証明書から見て行きましょう。 |
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記の内容を要約すると、この911Sは、ポルシェの歴史の一部分である。それに加えて、この本物証明書は、ポルシェクラシックテクニカルの証明書でもあります。従って、最初にポルシェの工場から納車された状態のオリジナルのエンジン、ミッションの番号、オプション、内外装装の仕様を明らかにするものでもあります。そして、車体番号、エンジン番号、エンジンタイプ、ミッションのタイプ、ミッションの番号、馬力、排気量、サーキットにおける最高スピードも記載されている。 | ||||||
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2ページ目には、内外装の色、カラーコード、どこの国で生産されたか、オプションで装着された装備が記載。また、2021年6月28日に技術的なチェックも行われており、外観と実際のパフォーマンスチェックがなされている。 | ||||||
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エンジン、ミッション、シリアル番号の外観チェックは当時の元々のオリジナルのものとは合致しない。しかし、この車両は、ポルシェの開発用に作られたものであり、その間にエンジンがやミッション等が交換された。この車両はポルシェのF1ドライバー、Hans Herman氏に販売された。現在この車両の状態、パフォーマンスはとても良好な状態にある。この証明書は、この車が元々の納車された状態であるということを証明するものではない。また、この書類は、この車両を購入したらよいというお勧めをするものではない。 | ||||||
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テクニカルの状態を説明するテクニカルの証明書のページである。機能的に、また、性能的に問題ないことがわかる。 | ||||||
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ポルシェセンターでこの911Sの現物チェックが行われ、その際、撮影された写真が掲載されている。 | ||||||
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ポルシェクラシックで発行した証書のカバーページ | ||||||
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これは、南アフリカの正規ポルシェセンターが発行した「本物証明書」です。 | ||||||
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現オーナーがポルシェから入手したプロトタイプ全車両のボディナンバーと分かる範囲で記載されている車体番号のリストです。これで見ると、プロトタイプは全部で13台製作されており、この911Sは、プロトタイプの1号車であることが分かる。 | ||||||
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現オーナーがポルシェから入手した工場出荷時の記録です。ここには、日付、車体番号、エンジン番号、それからこの車両はポルシェ社から元F1ドライバーであるHans Hermann氏へ納車ということが記載されている。 | ||||||
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このページには、この車両のヒストリーが記載されている。 | ||||||
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プロトタイプなのでいろいろいろなパーツのテストも行った。上記の写真は、そのテストパーツであり、それは上記のヒストリーのリストにも反映されている。 | ||||||
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上記のページは、オーナーヒストリーが記載されている。 | ||||||
因みにこの車両の最初のオーナーであるHans Hermannは、下記の人物であることが分かりました。
ハンスヘルマンの略歴 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3 以下、ポルシェ911Sプロトタイプ第一号車のオーナーからのコメントの翻訳になります: この情報を見つけるのは至難の業です。誰がLWBもしくはSWBの改造を行ったのか裏付けを取ることができないのです。テストについての記録が一切残っていないことから、ポルシェのほうでもわからないとのことでしたし、ドイツのボルシェ資料館にも何度か連絡をしてみましたが、1970年代に火事があり、こちらも情報が紛失されてしまっているとのことでした。私がこの車両を購入した旧オーナーは、1980年代初期に南アフリカからオークションで現状のままの本車両を購入したそうです。ということで、このオークション以前の経歴については不明となっています。ただ、車両自体は間違いなくSWBとして製造されたものでした。リスト上もプロトタイプもしくは試作品となっています。67年~69年の間、ポルシェのテスト部門で使用された車両のようです。あくまでこれは私の推測ですが、ポルシェ自らが改造を行ったのではないでしょうか。この車両の多くのパーツが後期モデル仕様なのに、なぜか初期の刻印が入っているということからも、ポルシェが改造を行ったのではないかという推測が可能になります。また、LWBが販売されたタイミングからしてもこのセオリーには納得がいきます。長年、私が様々なポルシェの専門家に送ってきたメールのコピーもファイルに入っています。ただ、残念なことに真相を探り当てるまでには至りませんでした。フロントのプロトタイプSVの刻印が入ったキャリパーは後期モデルのサスペンションにしかフィットしないタイプです。このことも先のセオリーの裏付けになると思います。ただ、確固たる証拠がないのが現状です。そして私は1967年製造時のオリジナルであるSWBに本車両を改造することに決めました。LWBからSWBへの再改造は、私と父と、レストア及びクラッシックカー専門のベイリーカーズという父のビジネス(www.Baileycars.co.za)が手掛けました。フェラーリF40、ケーニグセグ、ミウラ、クラッシックF1の他にも数えきれないほどのポルシェ917のリクリエーションを手掛けた実績があり、この手のレストアは難しいことではありませんでした。 |
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